濃密な2days in TOKYO その2

昨日の続きとなりますが、

パレードを終えて向かった先は、
医療研全体会場のティアラこうとう(江東公会堂)。
到着したときには既にオープニングの
民族歌劇団 荒馬座 
力強い太鼓の音が鳴り響いていました。


全体会のメインは、県立広島大学教授の
都留民子先生の記念講演。
「民主主義の土台としての社会保障制度に向けて
~ナショナルミニマムの構築~」
というもの。
濃密な2days in TOKYO その2

先生は冒頭、「日本の社会保障は本当に社会保障になっているのか」
と問いかけました。
日本の年金制度は第2次世界大戦下で始まり、
戦費調達が目的だったことを例に挙げ、
政府や資本家に作られた社会保障制度だと指摘しました。

その上で、国民のための社会保障制度というものは
国民の富が社会保障として再分配されることが最も大切
だと強調されました。

日本はアメリカに次ぐ世界第2位のミリオネア(億万長者)が存在する国で、
GDPも第2位。
国民・労働者が生み出した富を水脈のように循環させること、
社会保障に流すことが
貧困を生まない平和な日本を作る
と話されました。

と、医療研組織委員会が発行したニュースから
まるまる拝借してきましたが、
先生のを聞く中で、よーくわかりました。
日本がお手本にすべきはアメリカじゃない
ヨーロッパだってことが。


そして、2日目です。
2日目は17の分科会と市民フォーラムが開かれ、
社会保障や救急医療、保健予防や看護、介護、精神医療、障害児の権利、リハビリ、臨床検査、原発と放射線労働者、患者給食、薬と社会、等々、多様なテーマでレポート発表や学習、討論が行われました。

私が参加した「職場の安全衛生と環境改善」分科会では
レポートが9本に助言者の先生の学習と盛りだくさんの内容。
パワハラの事例や職場のメンタルヘルス対策、腰痛予防対策など
初めて聞くことや勉強になることがたくさんありました。

来年の開催は鹿児島だそうです。
桜島と桜島大根しか思い浮かばない
貧困な想像力しか持ち合わせていませんが、
来年もどんな濃密な日になるのか今から楽しみです。   

濃密な2days in TOKYO その2


    



2014年06月17日 Posted byばたやん at 17:20 │Comments(0)

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