ブラック企業から労働組合の重要性を学ぶ!
6月21日(土)長野県医労連青年部は「青年学習交流集会」を松本市浅間温泉・地本屋で開催。41名が参加しました。
学習講演は今野晴貴さん(NPO法人POSSE代表)。今野さんの著書「ブラック企業」は2013年流行語大賞にも選ばれました。
今野さんはブラック企業の定義として「正社員の問題であること」「労務管理戦略として新卒者を使い潰しにする」「大企業で大々的行われていること」などをあげ、「違法行為を行っている会社」という誤解もあるが、法の枠内で巧妙に行っているのが特徴だと述べました。
「固定残業制」「管理監督者」と称して長時間残業を隠したり、「カウンセリング」と称した面接で「自己都合退職」に追い込んだり、最低賃金や労基法に触れない手法を使っているため、労基署も入れないと解説しました。
有名企業の実名での話しはとてもリアルでした。
共通点は「労使関係」がなく労組が組織されていないこと。今野さんは講演の中で繰り返し労働組合の役割と重要性を説きました。
青年部は講演をうけて「自分の職場はブラックか?」とグループ討論。自分の職場も「ブラック企業とは違うが、サービス残業や休みが取れないなど問題はある」「他職場や他の組合の仲間と話ができ、日頃の思いが言えた」「労働組合の重要性を改めて感じた」など感想がだされました。
2014年06月30日 Posted by ばたやん at 15:03 │Comments(0) │イベント
集団的自衛権はダメ!
「秘密保護法廃止、集団的自衛権行使容認反対」
の集会とデモ行進がありました。
戦争を経験した人たちは皆言っておられるでしょう。
発言や報道の自由を規制し
国民を萎縮させ、
情報を国民の目から遠ざける秘密保護法は
戦前の日本にとてもよく似ている と。
自国が攻撃されてもいないのに
他国と一緒になって
武力行使する集団的自衛権を容認しようとする
今の国の動きは
秘密保護法と相まって
日本を戦争ができる国にしようとしているとしか思えません。
こんなこと絶対に許してはいけません。

と、ここまで書いたところで、
「自・公、今国会中の合意を見送ることを決定」
とのニュースが。
国民の反対と世論の高まりの成果!
と喜びたいところですが、
手放しにも喜んでいられません。
今日の参議院本会議で
「医療・介護総合法案」が賛成多数で可決してしまいました。
医療も介護も大改悪の悪法です。
このタイミングで「集団的自衛権の合意見送り」っていうのは
うがった見方かもしれないけど
この大改悪から国民の目を遠ざけるためではと
疑ってしまいます。
この法案が可決したことによって
医療や介護がどのように変わっていくのか、
今後大きく報道されるでしょうが、
なぜマスコミは可決する前に
法案の中身を知らせようとしないのでしょうか。
決まったことだからしょうがないと
国民をあきらめさせるためでしょうか。
マスコミの報道姿勢にも疑問です。
そうであろうとなかろうと、
私たち、もっと政治にも関心を持って
関心のない人たちにも「他人事じゃないんだよ」って
知らせていく運動を強めないといけないですね。
こっちの運動だけじゃなくってね。

2014年06月18日 Posted by ばたやん at 16:56 │Comments(0) │きもち
濃密な2days in TOKYO その2
パレードを終えて向かった先は、
医療研全体会場のティアラこうとう(江東公会堂)。
到着したときには既にオープニングの
民族歌劇団 荒馬座 の
力強い太鼓の音が鳴り響いていました。
全体会のメインは、県立広島大学教授の
都留民子先生の記念講演。
「民主主義の土台としての社会保障制度に向けて
~ナショナルミニマムの構築~」
というもの。
先生は冒頭、「日本の社会保障は本当に社会保障になっているのか」
と問いかけました。
日本の年金制度は第2次世界大戦下で始まり、
戦費調達が目的だったことを例に挙げ、
政府や資本家に作られた社会保障制度だと指摘しました。
その上で、国民のための社会保障制度というものは
国民の富が社会保障として再分配されることが最も大切
だと強調されました。
日本はアメリカに次ぐ世界第2位のミリオネア(億万長者)が存在する国で、
GDPも第2位。
国民・労働者が生み出した富を水脈のように循環させること、
社会保障に流すことが
貧困を生まない平和な日本を作る
と話されました。
と、医療研組織委員会が発行したニュースから
まるまる拝借してきましたが、
先生のを聞く中で、よーくわかりました。
日本がお手本にすべきはアメリカじゃない
ヨーロッパだってことが。
そして、2日目です。
2日目は17の分科会と市民フォーラムが開かれ、
社会保障や救急医療、保健予防や看護、介護、精神医療、障害児の権利、リハビリ、臨床検査、原発と放射線労働者、患者給食、薬と社会、等々、多様なテーマでレポート発表や学習、討論が行われました。
私が参加した「職場の安全衛生と環境改善」分科会では
レポートが9本に助言者の先生の学習と盛りだくさんの内容。
パワハラの事例や職場のメンタルヘルス対策、腰痛予防対策など
初めて聞くことや勉強になることがたくさんありました。
来年の開催は鹿児島だそうです。
桜島と桜島大根しか思い浮かばない
貧困な想像力しか持ち合わせていませんが、
来年もどんな濃密な日になるのか今から楽しみです。
2014年06月17日 Posted by ばたやん at 17:20 │Comments(0)
濃密な2days in TOKYO
東京は青いユニフォーム姿の若者で溢れかえっていました。
その東京での濃い~い週末をご報告。
まず14日午前。
「アベ NO THANK YOU!」集会・パレード。
集会では呼びかけ人・発起人の方々が、
それぞれの思いを自分の言葉で語りかけました。
「戦争を知っているからこそ、戦争の道へ突き進む解釈改憲・集団的自衛権は絶対反対。
若い人こそ声を上げて」
とのビデオメッセージは、川嶋みどりさん(日本赤十字看護大学名誉教授)から。
「自分の生きている間に戦争になるかもしれない」と、
安倍政権の暴走政治を危険視する伊藤真美さん(花の谷クリニック院長)。
そして、
「かたに婦人の村」名誉村長の天羽道子さんは、
「過去に眼を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となる」
という、ドイツのヴァイツゼッカー元大統領の演説の言葉を引用し、
安倍さんを批判しました。
続く銀座パレード

参加者みんなで緑のロゴシールをいろんな所に貼り付けて
歌いながら行進。

隣り合わせた見知らぬ参加者同士
「どこから来たの?」とか、
「今の政治っておかしいよね」とか
話しながら歩きました。
で、東京駅周辺まで歩いたところで
流れ解散。
一緒に歩いた愛知のお姉様に別れを告げて
「医療研全国集会」の会場へ向かったのでした。

さて、政府は残り一週間となった今国会会期中に
集団的自衛権の解釈改憲を閣議決定しようとしています。
連立与党の公明党の合意を取り付けるために
集団的自衛権発動の要件を限定的にするとか言っていますが、
そもそも、
戦後積み上げてきた憲法9条の解釈は
集団的自衛権は認めない
というものです。
なので、「限定的」だからっていうのは言い訳にもならないと思います。
解釈で憲法を変えようなんてことは
立憲主義に反するもので、
卑怯なやり口だと思うのです。
ともかく、
国会会期末を目前にし、
政治の行方から目が離せません。
(ワールドカップもありますが・・・)
さて、少々長くなったので、
医療研についてはまた明日

2014年06月16日 Posted by ばたやん at 17:08 │Comments(0) │イベント│きもち
アベ NO THANK YOU !
ちょっとご無沙汰してしまいました。
久しぶりの更新です。
さて、明日・明後日は東京で開かれる
第41回医療研究全国集会に行ってきます。
が、今日の話題はそれではなく、
東京に行くついでに、
アベ NO THANK YOU!集会と、
(時間があれば)銀座パレード
に参加してこようと思ってます。
安倍政権がやっていること、やろうとしていること、
消費税増税、秘密保護法、原発再稼働、社会保障制度改革、法人税減税・・・
あげたらきりがないこうした諸々の政策、
一体誰のためのものでしょうか?
昨日の集団的自衛権に反対する日比谷野音での集会。
3000人が集まり、大江健三郎氏はじめ各界著名人も挨拶されたそうです。
報道によると、
主催した「戦争させない1000人委員会」は集会に先立ち
衆参両院副議長に、「解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に反対し、
戦争するための全ての立法に反対する」署名
175万筆を提出。
が、首相官邸はこの受け取りを拒否。
とのこと。
・・・はぁ?
受け取りもしないんですか?
とことん国民をバカにしてますね。
そんな首相は即刻辞めてもらわないと。
ほんとに、
アベ NO THANK YOU!ですわ。
医療研よりもそっちの集会がメインになってしまいそうな
この週末です。