介護労働実態調査の結果・・・
少し前の話題になりますが、
5月22日に県医労連の介護対策委員会が
県庁で記者発表をしました。
新聞やテレビでも報道されたので
ご存じの方もおられますでしょう。
「介護労働実態調査」結果です。
県医労連に加盟する介護施設の労働者
636人から得た回答です。
そこから見えてきたのは
深刻な介護現場の、それこそ実態です。
調査の特徴は以下の7点。
①賃金 介護職正職員21 万705 円(全産業平均29 万5700 円)
フルタイム介護職員15 万7716 円
全体の時給額1000 円未満36% 介護職の時給額1000 円未満47.1%
②残業 不払い残業あり64.3% 情報収集・記録、会議・研修等が多い
時間外の委員会・研修に手当てが出ない36.9%
③休暇 公休取得予定通り58.6%(全国は76.6%)年休取得ゼロ27.6%
④健康 健康に不安46.2% 病気がち5.2% 腰痛55.7% 肩こり50.6%
⑥辞めたい 辞めたいと思う57%
⑦夜勤の負担 負担と思う73.3%
これからますます労働力人口が減り、
介護が必要な高齢者が増える日本。
それに伴い介護労働者の増員の必要性は火を見るより明らか。
日本全体の問題なのだから、
介護労働者の賃金・労働環境の改善は
国が責任を持ってすべきです。
この現実から目をそらさずに
真に有効な施策を実行するよう
国に要求して行かねば
2014年05月28日 Posted by ばたやん at 17:25 │Comments(0) │医労連情報
記者発表しました
昨年9月から11月にかけて全国でとりくまれた「看護職員の労働実態調査」。
その長野県医労連の調査結果(3,062名分)を、本日県庁にて記者発表してきました。
調査からわかった実態は・・・
1ヶ月の時間外労働、過労死ライン超69人!
(看護師の過労死認定は、交替制労働の負担を考慮して月50~60時間の時間外労働が過労死ライン)
また、時間外労働が「ない」と答えたのはわずか7.8%。
交替制だからといって時間で仕事が終わるわけではありません。
患者さんへの対応や急な入院もあれば、記録や情報収集もあります。
だからこそゆとりのある人員配置が必要になってくるのです。
看護師自らの健康状態については「健康に不安」と答えたのは48.9%で、「大変不安」9.4%、「病気がちで健康とはいえない」2.8%と合わせると、6割以上が健康に不安を抱えて仕事をしています。
疲れ具合では、「疲れが翌日に残ることが多い」52.4%、「翌日でも回復せずいつも疲れている」21.2%と7割以上が慢性疲労を訴えています。
まさに看護師は自分の健康を犠牲にしながら働いているという結果が浮き彫りになりました。
その他にも、十分な看護が提供「できていない」55.9%。その理由として「人員が少なく業務が過密」73.7%。
仕事を辞めたいと「いつも思う」18.6%、「ときどき思う」56.2%。その理由は「人手不足で仕事がきつい」42.6%、「思うような看護ができず仕事の達成感がない」26.9%となっています。
看護師の労働環境を改善し、ゆとりのある人員配置で手厚い看護を提供できるようにすることは、看護師のためだけではなく、患者さんのために必要なことだと思うのです。
それが、全国どこでも誰でも安心・安全の医療・看護がうけられるよう求めて運動している私たち医労連のめざすところです。
今回の記者発表で医療・看護の実態と私たちの運動を一人でも多くの人に知ってもらえたらなぁと思います。

その長野県医労連の調査結果(3,062名分)を、本日県庁にて記者発表してきました。
調査からわかった実態は・・・
1ヶ月の時間外労働、過労死ライン超69人!
(看護師の過労死認定は、交替制労働の負担を考慮して月50~60時間の時間外労働が過労死ライン)
また、時間外労働が「ない」と答えたのはわずか7.8%。
交替制だからといって時間で仕事が終わるわけではありません。
患者さんへの対応や急な入院もあれば、記録や情報収集もあります。
だからこそゆとりのある人員配置が必要になってくるのです。
看護師自らの健康状態については「健康に不安」と答えたのは48.9%で、「大変不安」9.4%、「病気がちで健康とはいえない」2.8%と合わせると、6割以上が健康に不安を抱えて仕事をしています。
疲れ具合では、「疲れが翌日に残ることが多い」52.4%、「翌日でも回復せずいつも疲れている」21.2%と7割以上が慢性疲労を訴えています。
まさに看護師は自分の健康を犠牲にしながら働いているという結果が浮き彫りになりました。
その他にも、十分な看護が提供「できていない」55.9%。その理由として「人員が少なく業務が過密」73.7%。
仕事を辞めたいと「いつも思う」18.6%、「ときどき思う」56.2%。その理由は「人手不足で仕事がきつい」42.6%、「思うような看護ができず仕事の達成感がない」26.9%となっています。
看護師の労働環境を改善し、ゆとりのある人員配置で手厚い看護を提供できるようにすることは、看護師のためだけではなく、患者さんのために必要なことだと思うのです。
それが、全国どこでも誰でも安心・安全の医療・看護がうけられるよう求めて運動している私たち医労連のめざすところです。
今回の記者発表で医療・看護の実態と私たちの運動を一人でも多くの人に知ってもらえたらなぁと思います。
2014年03月03日 Posted by ばたやん at 16:49 │Comments(0) │医労連情報
医労連情報№7
県医労連情報NO.7ができました!
長野県健康福祉部要請の記事です。
県職員のみなさんに現場の人手不足の切実な実態を伝えました。
限られた時間で、思いのすべては伝えられませんでしたが、ひとり一人自分の言葉で訴えました。
国の社会保障国民会議で削減政策が進められようとしています。県には国の悪政から県民のいのち、くらしをぜひ守ってほしい!その願わずにはいられません。

県医労連情報 PDFデータはこちらです。
長野県健康福祉部要請の記事です。
県職員のみなさんに現場の人手不足の切実な実態を伝えました。
限られた時間で、思いのすべては伝えられませんでしたが、ひとり一人自分の言葉で訴えました。
国の社会保障国民会議で削減政策が進められようとしています。県には国の悪政から県民のいのち、くらしをぜひ守ってほしい!その願わずにはいられません。

県医労連情報 PDFデータはこちらです。