国際女性デー長野集会に参加してきました

3月8日
皆さんは何の日かご存じですか?
みやげの日?
それもあるようですが・・・。

3月8日は、
20世紀の初頭にアメリカの女性たちが、パンと参政権を求めて起こした行動から、世界の女性の統一行動日として創立された、
国際女性デーです。

この日は国内各地、そして世界中で、平等・開発・平和をめざす世界の女性運動と連帯して、集会等が行われています。
長野でも毎年3月8日には集会を開いており、医労連女性部が実行委員会に参加して取り組んできました。

今年は青年劇場で活躍されている俳優の
吉村直さんのお話し「舞台から観客席を通して時代を見る」をお聞きしました。
「一度見たら忘れられない顔」とご本人は仰いますが、忘れられないのは外見よりもやはり圧倒的な演技力。
お話の中で「父と暮らせば」と「夢語り」の台本を読んでもらったのですが、その迫真の演技は、耳から聞いた場面がくっきりと頭の中に浮かび上がってきて、まるで目の前でそれぞれの役者が演じているかのよう。

2本の台本とも描いているのは、日本がこれまでたどってきた戦争と歴史、そしてそれに翻弄された人々の生活でした。
今の日本も「戦前の足音が聞こえる」と言われるような情勢になってきています。
秘密保護法の制定、集団的自衛権や憲法改正を言い出しているのを見ると、国や権力が暴走をはじめているのは明らかです。

吉村さんのお話の中で、「世の中を良くするには言い続けないといけない。誰がこんな世の中にしたのか、それは私たちだから。劇団も会社も組合も、続けていくのが大変な世の中になっている。だけどあきらめちゃいけない」と話されました。

本当にそのとおり。
国が国民生活じゃなくてどっちを見ているのかわからない今の世の中を変えていくために、身の回りの問題に目を向けイエスならイエス、ノーならノーをきちんと声にして主張していこう と改めて決意した集会でした。

  


2014年03月10日 Posted by ばたやん at 13:06Comments(0)イベント