ブラック企業から労働組合の重要性を学ぶ!

6月21日(土)長野県医労連青年部は「青年学習交流集会」を松本市浅間温泉・地本屋で開催。41名が参加しました。

                                                        

学習講演は今野晴貴さん(NPO法人POSSE代表)。今野さんの著書「ブラック企業」は2013年流行語大賞にも選ばれました。

今野さんはブラック企業の定義として「正社員の問題であること」「労務管理戦略として新卒者を使い潰しにする」「大企業で大々的行われていること」などをあげ、「違法行為を行っている会社」という誤解もあるが、法の枠内で巧妙に行っているのが特徴だと述べました。

「固定残業制」「管理監督者」と称して長時間残業を隠したり、「カウンセリング」と称した面接で「自己都合退職」に追い込んだり、最低賃金や労基法に触れない手法を使っているため、労基署も入れないと解説しました。

有名企業の実名での話しはとてもリアルでした。

共通点は「労使関係」がなく労組が組織されていないこと。今野さんは講演の中で繰り返し労働組合の役割と重要性icon22を説きました。

青年部は講演をうけて「自分の職場はブラックか?」とグループ討論。自分の職場も「ブラック企業とは違うが、サービス残業や休みが取れないなど問題はある」「他職場や他の組合の仲間と話ができ、日頃の思いが言えた」「労働組合の重要性を改めて感じた」など感想がだされました。face02

  


2014年06月30日 Posted by ばたやん at 15:03Comments(0)イベント